いわて盛岡シティマラソンまでのモチベーションになり得る大会、ニューイヤー駅伝
ニューイヤー駅伝2020。
MHPSの井上広仁選手。
2019年MGCで完走選手中で最下位だった、BIG4の1人。
MGCでオリンピックを内定する選手を無礼ながら、失礼ながら予想し、佐藤悠基選手と、井上広仁選手の2人だと思っていた。
設楽悠太選手が当時の日本記録2:6:11で走った際の、日本人2位2:6:54で東京マラソン2018を走り、ゴール時のあの悔しそうな表情は、設楽選手の光に対して影だと見えた。
その夏。
アジア大会で日本代表として出場し、激走の末32年ぶり日本人優勝を成し遂げた。
設楽選手にスポットライトが浴びさせられているあまりの光の眩しさに僕は気づかなかったけど、井上選手のフォームの綺麗さにすっかりファンになっていた。
アジア大会は、お盆のお墓参り中でも気になってしかたがなかった。
「正直、考えがまとまっておらず、悔しいというよりも、戸惑う結果になってしまいました……」。
MGC直後の彼の発言に、勝手ながら心配した。
ニューイヤー駅伝2020。
テレビ中継が始まり、ウォーミングアップしている井上選手の傍らに、ピンクのヴェイパーフライが見えた瞬間、鳥肌がたった。
風の便りには少し聴こえていた。
ナイキを履き始めたらしい、と。
「皆さんが思っている程落ち込んでもいないし、落ちぶれてもいない」
彼の言葉にまた鳥肌がたった。
次回のいわて盛岡シティマラソンまでの僕のモチベーションになりうる出来事だった。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。